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この記事を読んでくれている方の中には、国内旅行業務取扱管理者の受験を考えていて「合格難易度は高い?」「どのくらい勉強すればいい?」など、様々な不安や疑問を抱えてらっしゃる方も多いかと思います。
今回の記事では、そんな試験勉強を始める前の皆様向けに、現役時代試験勉強約4ヶ月で全科目の得点率8割を超えた私が、教科書などには載ってない経験者の視点で とってきおきの勉強方法を紹介します!(国内旅行業務取扱管理者試験に限ります。笑)
この記事の概要
・国内旅行業務取扱管理者試験の出題形式・各パートの効率的な勉強方法
旅行行法と旅行業約款の勉強方法
国内旅行実務と観光資源の勉強方法
・合格までの勉強スケジュール
・最後に
国内旅行業務取扱管理者試験の出題形式
今回の記事では、試験勉強方法に重きをおいてご紹介しますので、そもそも旅行業務取扱管理者試験ってなに?という方は下記の記事を参考にしてみてだくさい!【旅行業務取扱管理者とは?徹底解説】 https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/contents/travel-business-handling-manager-qualification
まず最初に、国内旅行業務取扱管理者試験の出題項目を紹介します。 項目としては、下記内容が出題されます。
そして、合格するための基準としては、1~3のパートの中でそれぞれ6割ずつの正答率が必要になります。(合計で越えても、各項目で達していなければダメです。)したがって、限られた期間の中でバランスよく勉強をするのが合格への鍵になってきます。
各パートの効率的な勉強方法
ここでは、①旅行業法及びこれに基づく命令
②旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
③国内旅行実務
のパートを大きく[①・②]と[③]の二つに分けて、それぞれのパートに適したオススメの勉強方法を紹介します!
[①・②]旅行行法と旅行業約款の勉強方法
①と②の出題形式としては、旅行業法や約款の観点から選択肢文章の正誤を問われる形が多く、教科書などの内容を正しく理解しておく必要があります。この①と②のパートについては、同じ勉強スタイルで対応できるかと思うので
まずは、この2つのパートで私が実践した勉強方法についてご紹介します。
教科書を三周はした方が良い!
現役時代は、こちらのユーキャンの教科書と過去問を使って勉強していたので、以下の内容では、これらの教材を利用する前提でお話していきます。
【 ユーキャンの国内・総合旅行業務取扱管理者 速習レッスン】
まず教科書は、大きく3周するつもりでいた方が良いです。
全体的に暗記項目が多いので、1回だけで完璧にしようというスタンスだと各セクションでのボリュームが多く、なかなかゴールが見えない日々に、段々と疲弊していってしまうと思います...。
1周目:全体像を理解するために読む。
法律や約款などに、かなり疎かった自分は、勉強開始前は、このパートにかなり堅苦しいイメージを持っていましたが、いざ教科書を読み進めると各条項などが分かりやすく解説されているため、大枠は思っていた以上にスーッと理解することができました。
なので1周目では、すべてを暗記してやる!と意気込むというよりは、「こういうルールがあるんだなぁ。」といったぐらいの軽い気持ちで、全体像を掴みながら読み進めるといいと思います。
2周目:過去問を解きながら、細かい項目まで目を通す。
実際に出題されるポイントは、数字や金額などを暗記していないと解けない問題も多々あり、大枠の理解だけでは太刀打ちできないものもあります。
なので、2周目では過去問を解きながら、分からなかった部分を教科書と照らし合わせて問題の雰囲気を掴めると良いと思います。
また余談ですが、2周目に移る時に、1周目から時間が少し経過していることが多いため、最初のパートが記憶からかなり消えており愕然としてしまうかもしれません。自分はそうでした(笑)しかし回数を重ねるごとに定着していくので、2周目の序盤は、大半は忘れてしまっているということを前提に安心して進んでください!
3周目:暗記項目を別紙にまとめていく。
そして3周目は、記憶に定着させていく動きをしましょう。
過去問と同時並行していくと、頻出箇所が決まっているのでよく出てくる数字や金額などの暗記箇所がつかめてきます。
その数字や暗記項目を毎回、教科書から探すのが大変だったりするので、自分で別紙にまとめて、『絶対に落とせない暗記項目』をいつでも確認できる仕組みを整えておくといいと思います!
上記のように、「各周で目的を持ちながら合計3周する。」とあらかじめ決めておくことで、なんとなく教科書を読み進めるではなく、それぞれの周ごとに目的を持って進めることができるので、「〇〇日までに1周目を終わらせる!」など、細かいスケジューリングができるようになります。
[③]国内旅行実務と観光資源の勉強方法
次に、③の「国内旅行実務」パートについてオススメ勉強方法を紹介します!まず出題項目としては、
1)JRの運賃・料金、またフェリー、ホテルなどの料金を含む計算問題。
2)都道府県の主要観光地などが問われる国内の観光資源
の大きく二つに分けられます。
1)JR運賃・料金などの計算問題
まず一つ目の計算問題に関しては、文章などで大枠を理解できたら、 後はひたすら過去問を解くべきだと思います。教科書には、JR計算などの公式など計算方法が明示されていますが、その領域に触れたことがなかった自分は、文章だけ読んでもあまりイメージを持つことができませんでした。
しかし、過去問から実際の問題を解きつつ解説も読み進めることで、計算の流れが具体的にイメージできて、教科書に書いてある内容についても理解が深まりました。
かつ問題パターンの傾向は決まっているので、このパートに関しては特に「完全に理解してから過去問!」というよりは、いかに早い段階で実際の問題に触れることができるかが、JR計算の大枠を早く理解するコツだと思います。
2)都道府県の主要観光地などが問われる国内の観光資源
この国内観光資源は、元々詳しくない人からすると、地名やその土地の祭り、また特産品など覚える必要があり、例年の受験者からもかなりの難所として扱われています。しかし、 ある暗記方法を実践したことで、たった1ヶ月間の勉強時間で、本番でほぼ満点を取ることができたので、その方法についてここではご紹介していこうと思います。
都道府県で人を連想して、地名とリンクさせる!?
結論からお伝えすると、下記ステップで暗記を進めていきます。
◉短時間で暗記をするためのステップ!
①各都道府県にゆかりのある人をイメージ
②その人と特産品や名所を組み合わせたオリジナルのストーリを作成
③作成したストーリーを40秒間復習
少し馬鹿馬鹿しく思えてしまうかもしれませんが、この暗記法に関してはメンタリストのDaiGoさんもかなりオススメしていた方法なので、以下で具体的に説明させていただきます。
まず、最初のステップは、各都道府県にゆかりのある人をイメージすることから始めます。
恥ずかしながら、自分も勉強を始める前は、教科書に出てくる地名や祭りなど20%も知らないぐらいの知識量でしたが、そんな自分でも各都道府県にゆかりのある友達や芸能人は、思い浮かべることができました。
その次のステップとして実践して欲しいのは、ある人間を思い浮かべた後に、その都道府県の地名や特産品などを使って、 その人を主人公とした自分のオリジナルのストーリを作ることです。
特に地名などは、画像検索などしながら、より鮮明なイメージを持ちやすいように調べながら進めるのがひとつのコツです。
例えば、三重県は、レスリングの吉田沙保里選手の出身地なのですが
有名な観光地や特産品としては、「松阪牛」「伊勢神宮」「伊賀上野城(忍者で有名)」「英虞湾(真珠で有名)」などがあります。
この題材を使って、オリジナルストーリーを作成してみます。
吉田沙保里選手が、人類最強になるために、「松阪牛」を食べて精をつけて、「伊賀上野城」で忍者の格好をして修行をします。また次の日には、「英虞湾」で拾った真珠の数珠をつけて、「伊勢神宮」で強くなるためのお祈りをして、神頼みも忘れません。
ストーリーはかなり滑稽ではありますが、これをなかなか覚えられない苦手な都道府県で考えておくと、驚くほど頭から離れなくなりました(笑)
この暗記方法のいいところは、都道府県→地名という、まだ記憶が繋がってないものを定着させるのは難しいですが、都道府県→人間というすでに繋がっている記憶を利用することで、その人がトリガーとなって、そのあとの地名を利用したストーリーも自然と思い出せるようになると個人的には分析してます。
独特な記憶法ではありますが、自分にはかなり効果的だったので、覚えるのに困ってる方は、一度試してみる価値はあると思います!
そして最後、3つ目のステップでは、 暗記した都道府県の40秒復習を行います。
実際にやることとしては、勉強が終わった瞬間に、今勉強したことを声に出したり、何かしらの形で40秒間アウトプットするだけです。
いざ勉強を始めると、1都道府県ずつ進めていくことになると思うのですが
1つの都道府県が終わるたびに、先ほどのストーリーや覚えたことを40秒間話すだけで、やった人とやってない人とでは、数日後に覚えてる量が格段に違ってくるらしいです。
これも普段記憶が苦手な自分でもかなり効果があったので、ぜひみなさんも試してみてください!
合格までの勉強スケジュール
4ヶ月前からでも間に合う!最後に、自分がもし受験生に戻ることができたら、どういうスケジュールがで勉強を進めていくのが効果的だったかについて、自分の経験からの改善も含めてご紹介します。
上の図で記載の通り、まず①の業法と②の約款を始めに勉強していくべきだと思います。
③の国内資源などは、際限なく暗記項目が出てくるため、一度こだわり始めると沼にはまっていくパートになります。なので先に①と②を終わらせておくことで、安心して③の記憶に取り組むことができるようになります。
あとは上記スケジュールに則って、各パートを分解しながら、この日までにこのパートまで終わらせる!といったように逆算してスケジュールを組んでいくと、焦らず自分のペースで進めていけると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。実際の経験を含んだ内容になっているので、かなり具体的な勉強方法がイメージしていただけたかと思います。今回は、独学で教材と一緒に勉強を進めていく上で、より効率的な手順を自分の経験談も踏まえて紹介してきました。
また今回記事で紹介した方法以外にも、Youtubeやインスタグラムで国内旅行業務取扱管理者について発信しているインフルエンサー等もいるので、 隙間時間でスマホなども活用しながら、自分なりのスタイルにさらに微調整して、勉強スタイルを確立できるといいと思います!
では、皆様が次の国内旅行業務取扱管理者試験に合格できることを祈っております!ご拝読ありがとうございました!
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