アルバイトの離職率はいくつ?アルバイトが離職する理由などを解説

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1 導入

「アルバイトの離職率が高い」という悩みを抱える職場は多いのではないでしょうか。実際に、仕事内容のギャップや人間関係などが原因で職場を離れるアルバイトは少なくありません。離職率の高い職場は悪循環を招く可能性があるため、定着率の高い職場を参考に、制度・待遇の見直しなどの改善策を施しましょう。
この記事では、アルバイトが離職する主な理由から、離職率が高いことで生じる問題、離職率を下げるための取り組みについてご紹介します。



2 アルバイトが離職する主な理由

厚生労働省「2019年(令和元年)雇用動向調査結果の概況」によると、アルバイトの離職率は平成30年が23.6%、令和元年が26.4%でした。この結果から、離職率が前年度より増加していることがわかります。
自社の離職率をできるだけ抑えるべく、まずはアルバイトの離職理由を把握しておきましょう。

2-1 仕事内容のギャップ
「仕事量が多すぎる」「やりたい仕事を任せてもらえない」「忙しすぎる」など、求人広告と仕事内容のギャップは離職につながる要素です。求人広告に記載している仕事内容と実際の仕事内容が大きく異なる場合、アルバイトは職場に対する不満や不信感を持ってしまいます。

2-2 人間関係 「同期や先輩、社員との相性が悪い」「職場内でいじめがある」「店長が厳しすぎる」など、人間関係が良くない職場だと、仕事自体に問題はなくても離職につながる原因となります。職場の雰囲気や人間関係は、アルバイトの離職率に大きく影響を与える要素だということを意識しておく必要があります。

2-3 労働条件
「シフトが希望通りにならない」「研修制度・福利厚生が整っていない」「賃金が低い」など、労働条件が合わないことも離職の原因として挙げられます。同地区にある同業他社よりも労働条件が良くない場合、アルバイトはもっと条件の良い職場で働こうと考えてしまうでしょう。



3 アルバイトの離職率が高いことで生じる問題


アルバイトの離職率が高いと、「育成コスト」「勤務体制」「人材確保」などの面で問題が生じます。これらの問題を考慮すれば、アルバイトの離職率を下げることの重要性がより明確になるでしょう。以下で各問題について掘り下げて解説します。

3-1 育成コストがかさむ
アルバイトが早期離職すると、採用・育成コストがかさんでしまいます。求人サイトに求人広告を出すためには掲載料金がかかり、面接も行わなければなりません。また、新人教育を行う社員の確保などの育成コストも発生することになるでしょう。

3-2 勤務体制に影響が及ぶ
アルバイトの離職によって、ほかの社員の労働負担が増えるなど、勤務体制に影響が及んでしまいます。また、急な離職の場合は募集から採用、教育が完了するまでの期間、人手不足の状態でシフトを回していかなければならなくなります。

3-3 新たな人材確保が難しい
アルバイトの離職率が高いと、企業や店舗のイメージが低下し、応募者が集まりにくくなる可能性があります。スムーズに人材確保をするためには、労働環境や人間関係が良いというイメージを与えなければなりません。



4 アルバイトの離職率を下げるための取り組み

アルバイトの離職率を下げるためには、「職場の雰囲気の改善」「制度や待遇の見直し」「定着率の高い職場を参考にする」などの取り組みが効果的です。以下を参考に、まずは自社の職場の雰囲気や制度を見直してみましょう。

4-1 職場の雰囲気を改善する
アルバイトにとって上司となる社員や店長と意図的にコミュニケーションを図る時間を設け、悩み事を相談しやすい環境づくりをしましょう。業務関係の話題だけでなく、雑談を交えながら信頼関係を深めることも大切です。もちろん、日頃からアルバイトの頑張りを褒めるなど、きちんと業務に対する評価を与えることも欠かさずに行いましょう。

4-2 制度や待遇を見直す
アルバイトに対しても、社会保険や有給休暇、ボーナスなどを保証する企業は増加傾向にあります。制度や待遇を見直し、働きやすい環境を整えれば、離職率の低下が期待できるかもしれません。また、アルバイトはシフトの融通が利くかどうかを重視する人も多いため、週1日以上からの勤務や隔週シフトなどに対応するのも良いでしょう。

4-3 定着率の良い職場から学ぶ
アルバイトの定着化に成功している企業の事例を参考にするのも効果的です。例えば、自社用の採用サイトの制作が挙げられます。採用サイトを活用して仕事内容や福利厚生、職場の雰囲気を応募者にわかりやすく伝えることによって、入社後のギャップが防げます。求人内容は誇張せずにできるだけ詳しく記載し、入社したアルバイトには求人内容通りの仕事を任せることも大切です。



5 まとめ

アルバイトが離職する主な理由は、「仕事内容のギャップ」「人間関係」「労働条件」です。離職率が高いことで、育成コストがかさんだり、勤務体制に影響が生じたりします。また、労働環境が悪い企業というイメージがついてしまうことも少なくありません。アルバイトの定着率を向上させるためにも、職場の雰囲気の改善や、制度・待遇の見直しを積極的に図りましょう。その際、定着率の良い企業を参考にするのもおすすめです。ぜひこの機会に、アルバイトの定着化に向けた取り組みを始めてみてください。